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東海地方で自然観察をしながら、チョウ・トンボ・野鳥・山野草などを撮り、日本の四季を愉しみつつ、自然環境の悪化、地球温暖化、生きものたちの絶滅などを心配しています。最近、“写真俳句”を始めました。


by 愉快な仙人
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チョウトンボの交尾

天気予報が当たらず、昼頃から晴れてきたので “いつもの池”へ、チョウトンボの交尾を撮りに行きました^^;

池の周りを歩き始めると・・・まず目に留まったのは、桐の木に留まったガでした(名前は撮り人知らず!)
チョウトンボの交尾_c0172139_1225346.jpg

ここでも ジャージャー啼いているセミは アブラゼミです。
立ち上がり気味のセミは 珍しいのでは?
アブラゼミは数が多すぎるので ウンザリしますが・・・茶色の翅に入っている緑色の筋は、ちょっと粋ですね?
チョウトンボの交尾_c0172139_1284190.jpg

池から突き出た木の枝で、ウラギンシジミが佇んでいました。
♂か♀か? 翅を開くのを待ちました。 少し開いた翅の色を見ると・・・この地味な色は♀ですね!
チョウトンボの交尾_c0172139_1201833.jpg

コシアキトンボがホバリングを繰り返しているので・・・(これなら 飛翔姿を撮れそうだ)と思い、身構えて・・・カシャリ!(^^)/
チョウトンボの交尾_c0172139_1228141.jpg

あれっ! あそこに留まっているのは・・・ウチワヤンマ(トンボ目・サナエトンボ科)だ!
チョウトンボの交尾_c0172139_12381864.jpg

このトンボ・・・留まる時は、前あしを複眼の後ろに折り畳み、中あしと後あしで、杭などに留まります。
チョウトンボの交尾_c0172139_1239683.jpg

地球温暖化のためか、南方系のタイワンウチワヤンマ(ウチワが少し小さく、ウチワの中に黄色の点が無いので、ウチワヤンマとの区別は 簡単です)が、東海地方を通り越して、関東地方の地域まで生息域を拡大しているようです。
このため、東海地方では ウチワヤンマとタイワンウチワヤンマの双方が見られるはずですが、私はまだタイワンウチワヤンマを見かけたことが ありません。
チョウトンボの交尾_c0172139_1240494.jpg


このチョウトンボを御注目下さい。
ここを基地として 縄張り内をパトロールし・・・♀が来るのを待っています。
他のオスが縄張り内に入ってくると、即 スクランブルをかけて、追い出します!
このチョウトンボ、生存競争が激しかったようで、翅の一部が欠損していますね。
このトンボが 以下に書くように、2回交尾するなど、重要な役割を演じてくれました!
v(^^)
チョウトンボの交尾_c0172139_1385831.jpg

♀(翅の色が黒っぽい)が 縄張り内に飛んで来ました!
♂は即 発進して、2頭がもつれ合ったかと思うと・・・なんと! 交尾したカップルが 私の足元近くに飛んで来ました! 12時59分14秒。
チョウトンボの交尾_c0172139_15101229.jpg

交尾終了=12時59分20秒。 交尾時間:6秒間+1秒。
チョウトンボの交尾_c0172139_1511541.jpg


わずか7分後、同じ♂が また交尾し、またもや私の足元近くに飛んで来ました! 13時06分26秒。(♀は別の個体のようです。) 
チョウトンボの交尾_c0172139_15181053.jpg


交尾終了=13時06分31秒。 交尾時間:5秒間+1秒。
チョウトンボの交尾_c0172139_15193629.jpg


打水産卵を終えた♀は、相当疲れたのか・・・木に留まって休んでいます。
チョウトンボの交尾_c0172139_1632214.jpg


チョウトンボの交尾を撮るコツは、♀が打水産卵しているような場所を まず見つけます。
そこを縄張りにしている♂が居れば、その近くに陣取り、♂を観察しながら、縄張りに入ってくる♀(黒っぽいチョウトンボです)を待ちます。
カップルが交尾したら、着地するところ見失わないようにして、カシャリ!ですね(^^)
今日は 短時間の内に 一頭の♂が2回交尾してくれたので、ラッキーでした!
v(^^)v

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by yukaina_sennin | 2010-08-11 23:37 | トンボ・チョウ